ブログに戻る
1分で読めます

特殊詐欺から身を守るには?AI通話録音・AI受付でできる対策

2025年の特殊詐欺は過去最悪の27,758件・1,414億円。入口の約8割は電話。知らない番号にAIが先に対応するSwitch AI受付で、詐欺の「急がせる力」を弱める実践的な防犯対策を解説。

特殊詐欺から身を守るには?AI通話録音・AI受付でできる対策

2025年、日本の特殊詐欺被害は過去最悪。知らない番号に"いきなり出ない"ための新しい防犯策

2026年2月、ロイターはタイ・カンボジア国境近くの詐欺拠点跡地を取材し、73歳の日本人男性の電話番号や預金残高を含む記録が残されていたと報じました。男性は、電力会社を名乗る相手から電話を受け、口座情報を聞き出されかけたといいます。いまの詐欺は、どこかの個人が思いつきでかけてくるものではありません。東南アジアの拠点で、組織的に、日本人を狙って、電話から始まる。 それが現実です。

出典: Reuters(2026年2月6日)

日本国内の数字も深刻です。警察庁によると、2025年の特殊詐欺の認知件数は27,758件、被害額は1,414.2億円で、いずれも過去最悪でした。さらに、SNS型投資・ロマンス詐欺を含めると、合計42,900件、被害総額は3,241.1億円に達しています。

出典: 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」

ここで重要なのは、特殊詐欺の入口の約8割が電話だという点です。しかも、2025年に犯行利用された電話番号のうち、国際電話番号は92,996件で、前年から95.4%増。全体の75.5%を占めました。

つまり、防犯のポイントは「電話に出た後に落ち着く」ことではなく、知らない番号との最初の接触をどう扱うかです。

SwitchのAI受付は、公式サイトによると、すべての着信 / 不在着信 / 知らない番号だけから選んでAIが先に応対できます。AIが応答中の通話はリアルタイムでテキスト化され、ユーザーは内容を見て自分で出るか判断できます。通話後は全文の文字起こしと要約も自動生成されます。

つまり、詐欺の武器である「急がせる力」を弱める設計です。


特殊詐欺は、もう「高齢者の固定電話だけ」の話ではない

特殊詐欺というと、高齢者が固定電話で狙われるイメージが強いかもしれません。もちろん今でも高齢者は重要な標的です。

ただ、2025年の警察庁資料で目立つのは、20代・30代の認知件数が2倍以上増加していることです。被害は若い世代にも広がっています。

特に増加の中心となったのが、ニセ警察詐欺です。警察官などを名乗り、「あなたの口座が事件に関係している」「優先調査のため資金を移す必要がある」と説明して金銭をだまし取る手口で、2025年は10,936件・985.4億円。特殊詐欺全体の39.4%の件数、69.7%の被害額を占めました。被害者の認知件数では30代が最多です。

また、警察庁は、20代〜50代は携帯電話による被害が多く、60代以上は固定電話による被害が多いとしています。

つまり、特殊詐欺対策は「実家の固定電話に録音機をつければ十分」という時代ではありません。自分のスマホそのものが、対策の中心です。


特殊詐欺の代表的な手口

特殊詐欺にはいくつか典型的な型があります。名前は違っても、共通しているのは、焦らせる、孤立させる、確認する前にお金を動かさせることです。

オレオレ詐欺

家族や親族を装い、「事故を起こした」「会社のお金を使い込んだ」などと不安を煽り、すぐに送金させようとする手口です。2025年はこの類型が大きく増えました。

還付金詐欺

自治体や税務関係者を名乗り、「還付金がある」「期限が迫っている」と言ってATMやネットバンキングへ誘導します。実際には"受け取る手続き"ではなく、"振り込ませる手続き"をさせるのが目的です。

架空料金請求詐欺

「未納料金がある」「法的措置に移る」などと告げて支払いを迫る手口です。SMSやメールと組み合わされることも多く、若い世代にも広がりやすいタイプです。

キャッシュカード・預貯金詐欺

銀行職員や警察官などを装い、「口座が悪用されている」「カードを確認する必要がある」と説明して、カードや暗証番号をだまし取る手口です。

ニセ警察詐欺

2025年に最も警戒すべき手口です。警察を名乗ることで相手に強い心理的圧力をかけ、口座確認、振込、資金移動を迫ります。今の特殊詐欺を語るなら、この手口は外せません。


なぜAI通話録音・AI受付が有効なのか

詐欺は、考える時間を奪うことで成立します。

ならば対策は逆です。時間を取り戻すことです。

1. 知らない番号に、いきなり本人が出なくていい

SwitchのAI受付では、知らない番号だけAIが先に応対する設定ができます。詐欺は最初の数十秒で主導権を取りにきます。その入口をAIに任せるだけで、心理的な圧迫はかなり弱まります。

2. 通話内容がリアルタイムで見える

Switchは、AIが応答している通話をリアルタイムでテキスト化します。

相手が「ATM」「還付金」「警察」「口座凍結」「誰にも言わないで」などの言葉を使っていれば、その時点で危険信号に気づけます。

3. 録音・文字起こし・要約が残る

Switchでは、通話録音、文字起こし、AI要約がまとまって残ります。

後から家族と確認したり、必要に応じて相談したりする際に、記録があること自体が大きな助けになります。

4. 家族が後から介入しやすい

特殊詐欺では、「誰にも言わないで」「今すぐ必要」と言って、被害者を孤立させるのが定番です。

逆に、録音や要約を共有しやすい状態を作っておけば、家族が早く異変に気づけます。


高齢の家族を守るための、現実的な使い方

高齢の家族を守るなら、ポイントは操作を増やさないことと、家族が後から確認できることです。

1. 親のiPhoneにSwitchを入れる

まずは親のiPhoneにSwitchを入れます。最初の設定だけ家族が一緒にやるのが現実的です。

2. AI受付を「知らない番号だけ」にする

この設定なら、家族や知人からの電話は普段どおり受けつつ、不審な着信だけAIが先に受けます。

全部ブロックするのではなく、怪しい入口だけワンクッション置くのがポイントです。

3. 通話後の文字起こしや要約を一緒に確認する

離れて暮らしていても、「この電話、ちょっと変だね」と家族が気づける状態を作っておくと、被害の芽を早く摘めます。

4. 家族ルールを決めておく

「お金の話はその場で決めない」「警察・銀行・役所を名乗っても必ず一度切る」「家族のお金の相談には合言葉を使う」

こうしたルールを、アプリの機能とセットで使うのが効果的です。


通話録音だけで十分ではない。けれど、入口対策としてはかなり強い

もちろん、通話録音やAI受付だけで、すべての詐欺を防げるわけではありません。2025年には、SNS型投資・ロマンス詐欺も15,142件・1,827.0億円に達しました。詐欺は電話だけでなく、SNS、SMS、メール、ネットバンキングへと横断していきます。

それでも、特殊詐欺に限っていえば、入口の約8割が電話です。

ならば、電話の入口を変えることには大きな意味があります。

知らない番号をAIが先に受ける。

会話が文字で見える。

要件が整理される。

怪しければ、そのまま出ない。

これは単なる便利機能ではなく、詐欺が成立しにくい状況を作る防犯設計です。


迷ったら、いったん切る

最後に、どんなツールより大事な原則を一つだけ。

急かされたら、いったん切る。

警察、銀行、役所、電力会社、家族。どんな名乗りでも、その場で送金や口座確認を求められたら要注意です。

まずは電話を切って、家族や公式窓口に確認してください。AI通話録音やAI受付は、その「一呼吸」を作るための手段です。

特殊詐欺は、電話に出た瞬間から始まります。

だから対策も、その瞬間から始めるべきです。

特殊詐欺 対策詐欺電話 防止AI受付 詐欺対策知らない番号 AI通話録音 防犯ニセ警察詐欺高齢者 詐欺対策還付金詐欺